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2006年12月30日 (土)

目先より質でしょう…

年末年始恒例のいわゆる「あけおめコール」集中のため、ケータイ各社は大晦日夜~元旦朝の通信規制をかける、とのこと。回線が殺到するのでしかたないんだよなあ…と思ってしまうのですが一方で、ケータイ会社にそれでいいの?とも思ったりもするのです。

ケータイユーザーは利用料を払っているお客なわけで、その客に対して利用の制限をかけることはちょっときつい言い方をすれば不利益を与えていることではないか、と思うのです。

確かに、大晦日~元旦なんて1年の内のたかが数時間。そのために例えば快適に通話できるような設備投資、なんていうのは効率性だの合理性だのからいえばそこまでする必要があるか、との考えも正論。僕がケータイ会社の人間だったらやはりそう考えるかも。

でも、それがたとえ1年の内の数時間であっても客に不利益をあたえることが公然となってしまうことがいかがなものか、と思ってしまうのです。

一方で、ナンバーポータビリティ制導入直前・直後のいわゆる「ご新規さん」獲得合戦。通話料のおトクさや他メーカーとは違う機能を持った新機種の投入、実は一部のユーザーにしかうまみがないのにこの制度が買い替えの絶好のチャンスです、みたいなPR戦略…目先の収益を上げるため、ケータイ各社は相当な経費を費やしていることでしょう。僕はそれをすべて否定するつもりはありませんが、一方で「大事なことを忘れていませんか?」と思うなど、ケータイ各社のこの数ヶ月の動向は何か釈然としないのです。

ご新規さん獲得も大切なことでしょう。でも、顧客ももっと大切にして欲しいなあ…一言で言ってしまえば、こんなことですね~、僕が思うのは。確かに長期利用割引とか、各社とも全く何もしていないとは思わないのですが、どうもこの業界は「ご新規さんに手厚く、顧客にはそこそこ」という印象があります。例えば、ケータイショップ自体は街のいたるところにあるけど、修理だのアクセサリー取り寄せだの、といったサービスへの対応はこれだけ新サービス、新プラン、新機種がでてきているのにもかかわらず、全く変わっていない。ちょとした修理でも待たされる、取り寄せ品にも時間がかかる。ショップのタイプによって対応できるサービスが違う。でも、みんな同じ会社の看板がついているお店ですよね。僕らの年代ならまだしも、例えばお年寄りにとってはどうなんでしょう?「ウチの店ではそのアクセサリーは置いてないので、この近くの数百メートル先のお店なら、在庫があるかもわかりません。」こういうことを平然と言って当たり前。それがサービス拠点が多いこと=安心のネットワークとはいえないと思うのですが…。こういう状況が、ケータイが普及しはじめてからもう十数年経過しているのに、ほとんど変わっていない。

加えて、例えばエリヤ内の品質向上ではなく通話エリヤのさらなる拡大とか、これだけこどもをとりまく犯罪が多発していたり、高齢化の進む社会となっているのだから、そちらにも力を入れたさらなる設備投資や、低年齢のユーザーのケータイ、ウェブ利用によって起こる問題にどう取り組んでいくのか、といった、もはやユーザーの自己責任レベルを超えた、業界として社会的責任の観点からの取り組みにもしっかり力を入れるべき時代にきているのではないかと思います。

…などと、年末年始の通話規制にはじまって、こんなことまでつぶやいてしまいました…。

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コメント

自分が?と思うのは「ユニバーサルサービス制度」です。
参考
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/keyword/31281.html
なんでよその会社の赤字を、別の会社のユーザーが面倒見なきゃいけないの?って気がするんですが…。

投稿: おっき~ | 2006年12月30日 (土) 21時33分

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